令和4年度 基本方針

【はじめに】

 令和3年度は、新型コロナウイルス感染症第4波の対応に始まり、第6波の終息を目指す対応で終わった。その中にあって、無観客ながら開催された2020東京オリンピック・パラリンピックやプロスポーツ等のスポーツイベントは、多くの人々に明るい夢や希望・感動を与え、スポーツが持つ素晴らしい力に触れることができた1年であった。
 当協会も、設立以来7年間、「市民のスポーツ活動の振興に資する事業を行い、市民スポーツ活動の活性化に寄与する」を目指し、スポーツの素晴らしい力を市民に享受してもらおうと取り組んできたが、近年その成果の一端が現れている。
 その1つめは、育成強化の取組である。
 全国を舞台に活躍する競技チームや競技者が、年々増えている事である。喜ばしいことに令和3年度は、協会特別賞を多くの方が受賞されている。佐渡のスポーツ界で育まれ、当協会としても支援してきた選手が、高校生、大学生として全国大会で活躍したり、プロの世界で活躍するアスリートが現れた。48年ぶりの佐渡から関取誕生の朝乃若関、菊地大稀投手の佐渡初のプロ野球選手誕生である。市民にとって吉報であり、何より長年選手育成に尽力されてきた加盟団体関係者の努力の成果である。
 その2つめは、協会主催の健康づくり教室、スポーツ教室等が活況を呈していることである。これは、コロナ禍により市の各スポーツ施設の閉館、学校での部活動の時間短縮により、市民のスポーツを楽しむ機会が奪われ、市民の体力の低下、不安やストレスの増大に伴う、健康体力の維持向上、仲間づくりに対するニーズが高まったことが背景にある。
 しかしながら、市民にとっては気軽にスポーツを楽しむことができず、運動不足による身体的及び精神的な健康を懸念する1年でもあった。
 さて、令和4年度は佐渡市スポーツ推進計画が施行されて2年目を迎える。このような状況にあって、課せられた役割の大きさを自覚し、行政や関係機関との連携を密にし、基本理念である「誰もが、いつでも、どこでも、いつまでも気軽にスポーツに親しむことができる生涯スポーツ社会の実現」の一翼を担えるよう努める。
 その意味で、令和4年度はコロナ禍に怯むことなく、コロナと正対し、引き続きwithコロナの精神で実践しながら、意欲的にスポーツ・運動に取り組める環境を整備し、市民の健康の保持・増進のため、より一層のスポーツの推進を展開していく。

【基本方針】

平成4年度の基本方針を次のように定める。

 市民のスポーツに対する関心を高め、市民のスポーツ参加を促し、その活性化を図っていく。そのため、スポーツ推進の中心的存在である各加盟団体と連携して競技力向上を図るとともに、市民スポーツや生涯スポーツを推進し、スポーツアイランド佐渡の環境整備を進める。

事業計画・事業報告

(1)競技力の強化を目指し、優秀選手並びに指導者育成を図る。
 市内青少年の全国大会への出場が定着してきている。競技団体によっては、優秀なアスリートを育成するため、初級段階から上級段階まで個々に応じた指導をジュニア層から高校生・一般まで、一貫した指導体制を構築している。当協会として、これらの競技団体に引き続き助成制度が有効活用されるよう支援していく。また、指導体制が未整備の競技団体には、一貫した指導体制を構築するよう支援を図っていく。
 優秀選手及びに指導者を育成するため、島内外から優秀指導者やアスリートを招聘し、指導力や競技力の向上を図るための実技講習会や講演会を実施する競技団体には、スポーツ講習助成事業を通して支援する。
 プロ野球OB選手から直接指導を受ける少年少女野球教室の開催を通して、野球に対する愛好者の底辺を広げる。あわせて、指導者講習会を開催し、指導力向上を目指す。
 
◎  事業内容

 ・選手育成強化事業助成事業

270万円

 ・スポーツ交流支援助成金事業

130万円

 ・スポーツ講習助成事業

30万円

 ・加盟団体助成事業

270万円

 ・総合スポーツ大会の開催

35万円

 ・リレーマラソン大会の開催

25万円

 ・プロ野球OB会少年少女野球教室

15万円

 ・指導者講習会の実施

10万円

 ・表彰式(優良指導者等)

58万円

 

2)市民の健康づくりに寄与する生涯スポーツを振興する。
 市民にコロナ禍でのスポーツの必要性を訴え、意識的にスポーツ・運動に取り組むよう推進する。
 スポーツ振興を通して、高齢者社会に対応した地域住民の健康づくりと地域コミュニティの活性化を目指すとともに、スポーツ離れの状況がみられる子供たちへ、継続的にスポーツに触れ合う場の提供を推進する。
 幼児から高齢者に至るまで、そのステージにふさわしいスポーツの振興を通して、市民の健やかな心身を育むことに少しでも寄与することは、市民の健康と地域社会の発展に貢献することにつながる。市民の各ステージにふさわしい生涯スポーツニーズに応えるよう啓発活動を推進する。そのために、有資格職員を最大限活用して教室等の充実や指導者派遣事業の拡張を図る。
 コロナ禍のため希薄になってしまった地域コミュニティを再構築するため、地域スポーツ振興の担い手である地区公民館、地区スポーツ推進委員協議会、地区体育・スポーツ団体の三者が連携して、地域住民の健康づくり、コミュニティづくりを図るよう地域コミュニティ事業の推進を図る。
 
◎  事業内容

 ・協会設立記念第8回佐渡市グラウンド・ゴルフ大会

2万円

 ・第6回佐渡市カローリング大会

1万円

 ・地域コミュニティ事業

30万円

 ・第3回さど健幸ウォークの開催

31万円

 ・園児の運動あそび教室出前授業(拡充)

 

 ・シニア体力づくり教室出前授業(新規)

 

 ・高齢者健康づくり教室出前授業(拡充)

 

 ・協会直営のスポーツ教室の実施(拡充)

 

 ・広報紙発行

42万円

 

(3)協会主管イベントの充実を図るため、関係機関との連携を強化する。
 今年度の4大スポーツイベントを開催するに当たっては、新型コロナウイルス感染症対策を講じなければならない。基本的な感染予防策の実施、日程変更や参加者の制限、コースの変更、規模縮小等、様々な対策を検討する必要があり、ともすると参加者にとって魅力に乏しい大会となってしまうおそれがあるが、コロナ禍で3年連続中止を回避するための開催に意義があり、来年度以降の大会参加につなげていく。
 また、コロナ禍においてボランティアの確保も困難が予想されることから、関係機関と協議しながら人員削減の方法を検討する必要がある。ボランティア確保の課題は常態化していることから、ボランティアのやりがいや楽しみ方を知る研修会を開催し、スポーツボランティアの養成を図る。
 
◎  事業内容

 ・第13回佐渡トキマラソン 

4月24日(日)

 ・第17回スポニチ佐渡ロングライド210

5月15日(日)

 ・第10回佐渡オープンウォータースイミング

7月17日(日)

 ・第21回佐渡ジュニアトライアスロン大会

9月3日(土)

 ・第34回佐渡国際トライアスロン大会

9月4日(日)

 ・ボランティア研修会の開催(新規)  
 

4)指定管理施設の市民有効活用のため、適切かつ効果的な施設管理を行う。
 市の施設利用に際しての予防対策ガイドラインに基づいて、指定管理施設を適正に管理し、安心・安全なスポーツ環境を提供する。
 withコロナを実践しながら、各施設でのスポーツ教室の拡充をし、教室の参加者や修了者の利用促進を図る。また、スポーツイベントのボランティア参加によるポイント付与制度の効果的な活用により、体育施設の利用機会の創出をする。特に利用者数の少ない陸上競技場については無料開放デー等のイベントを企画・実施し、利用促進を図る。
 施設運営にあたっては、安全管理の徹底を図るとともに、利用者の声を聞きながらホスピタリティの向上や営業時間の柔軟な対応等により、サービス向上を図る。
 施設の老朽化による修繕にも積極的に対応し、佐渡市と協議しながら、改修箇所の早期対応を図る。
 また、本年度は、佐渡スポーツハウス・佐渡市陸上競技場、両津総合体育館の指定管理業務受託の最終年度であり、継続して契約できるように対応していく。
 
◎  事業内容

 ・各種スポーツ教室の実施(拡充)
 ・ボランティアポイント付与制度
 ・陸上競技場市民開放デー及びイベントの実施(新規)
 

1.事業計画
(1)競技力の強化を目指し、優秀選手並びに指導者育成を図る。
 
① 実施状況と課題
ア 競技力の強化
  令和3年度はジュニアを中心に野球、バスケットボール、バレーボール、卓球、陸上競技、柔道、空手の7競技において全国大会出場を果たした。また、当協会の表彰式では51名の個人と11102名の団体を表彰し、着実にジュニア層の競技力が向上している。引き続き、ジュニア層から高校・一般まで、一貫した指導体制を推進することが重要である。
 総合スポーツ大会については、前年度はコロナ禍の影響により1競技のみの開催であったが、感染予防対策を徹底することで今年度は10競技で開催することができた。
 また、佐渡市が激励金の拡大及び遠征費助成の新設をしたことによる支援体制の強化もジュニアの意識高揚につながっていて、今後も市との連携を図りながら支援体制の充実を図っていきたい。
 今年度の新規事業である県健康づくり・スポーツ医科学センターの中学生アスリートの体力測定については、PR不足もあり申込がなかった。
 
 イ 指導者の育成
 元全日本バレーボール選手の斎藤真由美氏を講師に、「子どもとスポーツ」をテーマに指導者講習会を開催し、指導者に求めることを講習する計画であったが、新型コロナウイルスの感染拡大により急きょ中止せざるを得なかった。
 スポーツ講習助成事業については、コロナ禍の影響により1件の実績しかなかった。コロナ収束後には、例年実施している加盟団体のほかに新たな加盟団体が実施するよう推進する必要がある。加えて、この助成事業を活用して各競技団体と連携をして初心者教室や女性愛好者をターゲットにしたスポーツ教室、親子スポーツ教室、シニア層を対象にしたスポーツイベントなどを開催し、多世代、多種目、多志向のスポーツの定着を図る必要がある。
 
② 事業内容

  事 業 支出額
 選手育成強化事業助成事業(予算額270万円) 1,946,000円 
 スポーツ交流支援助成金事業(予算額130万円) 0円 
 激励金交付事業(予算額90万円) 0円 
 スポーツ講習助成事業(予算額30万円) 37,500円 
 加盟団体助成事業(予算額270万円) 2,060,000円 
 総合スポーツ大会の開催(予算額35万円) 155,720円 
 リレーマラソン大会の開催(予算21万円) 215,915円 
 プロ野球OB会少年少女野球教室(予算額15万円) 【中止】
 指導者講習会の実施(予算額10万円) 【中止】
 優良指導者等表彰(予算61万円) 421,194円 
 中学生アスリート体力測定の促進(予算1万円) 0円 

 


(2)市民の健康づくりに寄与する生涯スポーツを振興する。
 
① 実施状況と課題
 市民グラウンド・ゴルフ大会及び市民カローリング大会は初心者の参加も増えてきていて、競技人口が増加傾向にあるので、各地区での大会の開催なども含めて出場機会を増やすことを検討する必要がある。
 第2回となるウオークイベントについては、サイクリングでの参加もできるよう「さど健幸ウオーク&ポタリング」として開催し、リピーターも多くイベントとして定着しつつある。さどリレーマラソンについては、参加募集開始後に児童・生徒へのコロナ感染が拡大したことから、急きょ参加資格を一般のみに変更し開催したため、参加チーム数は前年度の半数以下となった。
 幼児期における運動習慣を身に付けるため、市と連携して市内すべての公立保育園に指導者を派遣し、延べ83回の幼児運動遊び教室を実施した。
 地域コミュニティ事業については、コロナ禍の影響により両津、佐和田、新穂、畑野、赤泊の5地区において中止となった。実施した地区においては、カローリングなどのニュースポーツを取り入れ、子供から高齢者までの幅広い年代層の参加が得られていて、地域のコミュニティづくりに寄与している。
    
② 事業内容

 事 業 支出額
 第7回佐渡市グラウンド・ゴルフ大会(予算額2万円) 10,254円 
 第5回佐渡市カローリング大会(予算額1万円) 10,100円 
 地域コミュニティ事業(予算額30万円) 122,810円 
 第2回さど健幸ウオークの開催(予算31万円) 254,072円 
 リレーマラソン大会の開催(再掲)  
 園児の運動あそび教室出前授業 延べ83回
 シニア体力づくり教室出前授業 【中止】
 協会直営のスポーツ教室の実施 5教室
 広報紙発行(予算額42万円) 333,850円  

 


(3)市の委託事業の充実を図るため、関係機関との連携を強化する。
 
① 実施状況と課題
 4大スポーツイベントについては、コロナ禍の影響により昨年度に続いて2年連続でリアル大会は全て中止となった。しかし、トキマラソン、ロングライド、トライアスロンについてはオンラインでの開催をし、選手の大会参加の機会を創出するとともに、翌年度以降の大会参加につなげていくこととした。
 未だコロナの収束が不透明なことから、来年度の大会は各種ガイドライン等に沿って感染症予防対策マニュアルを作成し、参加者及び市民の安全を最優先とした大会とし、例年どおりの魅力ある大会にならなくとも、まずはリアル大会を開催することを目指す。
 
② 事業内容
 コロナ感染症拡大防止のため、4大イベント及びスポーツボランティア研修会は中止としたが、トキマラソン、ロングライド及びトライアスロンについては、オンライン大会として実施した。
 
ア 第12回佐渡トキマラソン2020

  • 日時:5月16日(日)
  • エントリー数:1,178人(前年度1,739人)
  • オンライン開催
  •  大会名:佐渡オンライントキマラソン
  •  開催期間:5月16日~6月13日
  •  参加者数:185人(島内11人、島外174人)
  •  実施エリア:全国任意コース

イ 第16回スポニチ佐渡ロングライド210

  • 日時:10月10日(日)
  • エントリー数:0人(前年度2,881人)
  • オンライン開催
  •  大会名:佐渡ロングライドTRIAL
  •  開催期間:10月1日~11月30日
  •  参加者数:10/18現在 53人
  •  実施エリア:佐渡島内全域(QRスタンプラリー)

ウ 第9回2021佐渡オープンウォータースイミング

  • 日時:7月18日(日)
  • エントリー数:0

エ 第32回佐渡国際トライアスロン大会

  • 日時:9月5日(日)
  • エントリー数:0人(前年度1,875人)・ジュニア:0人(前年度83人)
  • オンライン開催
  •  CHALLENGE ASTROMAN(チェレンジ アストロマン)
  •  開催期間:9月19日~10月2日
  •  参加者数:バイクステージ155人 ランステージ151人
  •  実施エリア:全国任意コース

 


(4)指定管理施設の市民有効活用のため、適切かつ効果的な施設管理を行う。
 
 ① 実施状況と課題
 コロナ禍の影響により2年連続での各種大会の中止が相次ぎ、それに伴い練習をする機会も減少するなど、長期にわたる活動の自粛により身体的・精神的な疲労が懸念される。このような中で、withコロナの対策が浸透したことにより、当協会が指定管理をしている体育施設おいては、利用者数全体が178,975人で前年度と比較して約22パーセントの増加となり回復の傾向にあるものの、コロナ禍前の水準の70パーセント程度に留まっている。
 未だコロナ禍の収束が不透明な状況であり、引き続き佐渡市の予防対策ガイドラインに基づいた感染症対策を講じて、安心・安全なスポーツ環境を提供することによって市民スポーツの身体的・精神的な健康の維持を図る必要がある。
 
② 事業内容

 各種スポーツ教室の実施(拡充)  
 ボランティアポイント付与制度  
 陸上競技場市民開放デーの実施 【中止】
 

 

各種書類


過年度分

【はじめに】

 令和2年度は新型コロナウイルスの感染拡大は、東京オリンピック・パラリンピックの延期をはじめ、プロスポーツや各種大会の中止などスポーツ界に多大なダメージを及ぼした。当市においても多くのスポーツ大会の開催を見送るとともに、4大スポーツイベントについては全ての中止を余儀なくされた。
 また、市内の体育施設は令和2年3月から約3か月間の休館となり、再開をするもコロナ対策を施した上での使用となり、市民にとっては気軽にスポーツを楽しむことができなくなっていて、運動不足による身体的及び精神的な健康を脅かすことが懸念される。
 このような中にあって、小学生バドミントンフェスティバルでの日本一獲得や、少年野球6年生選抜全国大会の出場権を初めて獲得するなど、ジュニアの著しい活躍が市民に希望と感動を与えてくれた。改めて、スポーツが活力ある健全な社会形成に寄与する大切なものであると実感したところである。
 未だコロナの収束が不透明であることから、引き続き感染症対策と向き合い、withコロナを実践しながら、意識的にスポーツ・運動に取り組める環境を整備し、健康の保持・増進だけでなく、ストレス解消、自己免疫力を高めてウイルス性感染症を予防するためにも、より一層のスポーツの推進が必要である。
 さて、佐渡市スポーツ振興計画が見直され、今年度から新たなスポーツ推進計画に基づいて事業が展開される。計画の推進に当たっては、当協会の役割を明確にしながら、行政や関係機関との連携を密にし、計画の基本理念である「誰もが、いつでも、どこでも、いつまでも気軽にスポーツに親しむことができる生涯スポーツ社会の実現」の一翼を担い、当協会の存在感を広く市民に示していくことが重要である。


【基本方針】

平成3年度の基本方針を次のように定める。

 市民のスポーツに対する関心を高め、市民のスポーツ参加を促し、その活性化を図っていく。そのため、スポーツ推進の中心的存在である各加盟団体とともに、競技力向上を図り、市民スポーツ・生涯スポーツを推進し、スポーツアイランド佐渡の環境整備を進める。

(1)競技力の強化を目指し、優秀選手並びに指導者育成を図る。
 競技力の強化を目指し、優秀選手並びに指導者育成を図る。
市内青少年の全国大会への出場が定着してきている。競技団体によっては、優秀なアスリートを育成するため、初級段階から上級段階まで個に応じた指導をジュニア層から高校生・一般まで、一貫した指導体制を構築してしている。当協会として、これらの競技団体に引き続き助成制度が有効活用されるよう支援していく。また、指導体制が未整備の競技団体には、一貫した指導体制を構築するよう支援を図っていく。
 優秀選手並びに指導者を育成するため、島内外から優秀指導者やアスリートを招聘し、指導力や競技力の向上を図るための実技講習会や講演会を実施する競技団体には、スポーツ講習助成事業を通して支援する。
 中学生アスリートを対象に新潟県健康づくり・スポーツ医科学センターの体力測定を促進し、医学検査や各種パワー、筋力等を明らかにすることで、競技パフォーマンス向上を図る。
 
◎  事業内容

 ・選手育成強化事業助成事業

270万円

 ・スポーツ交流支援助成金事業

130万円

 ・激励金交付事業

90万円

 ・スポーツ講習助成事業

30万円

 ・加盟団体助成事業

270万円

 ・総合スポーツ大会の開催

35万円

 ・リレーマラソン大会の開催

21万円

 ・プロ野球OB会少年少女野球教室(延期)

15万円

 ・指導者講習会の実施

10万円

 ・優良指導者等表彰

61万円

 ・中学生アスリート体力測定の促進(新規)

1万円

 

2)市民の健康づくりに寄与する生涯スポーツを振興する。
 市民にコロナ禍でのスポーツの必要性を訴え、意識的にスポーツ・運動に取り組むよう推進する。
 スポーツ振興を通して、高齢者社会に対応した地域住民の健康づくりと地域コミュニティの活性化を目指すとともに、スポーツ離れの状況がみられる子供たちへ、継続的にスポーツに触れ合う場の提供を推進する。
 幼児から高齢者に至るまで、そのステージにふさわしいスポーツの振興を通して、市民の健やかな心身を育むことに少しでも寄与することは、市民生活の形成と地域社会の発展に貢献することにつながる。市民の各ステージにふさわしい生涯スポーツニーズに応えるよう啓発活動を推進する。そのために、有資格職員を最大限活用して教室等の充実を図る。
 地域コミュニティ事業の更なる充実を図り、地域スポーツ振興の担い手である地区公民館、地区スポーツ推進委員協議会、地区体育団体の三者が連携して、地域住民の健康づくり、コミュニティづくりの環境づくりを図るよう支援を行う。
 
◎  事業内容

 ・協会設立記念第7回佐渡市グラウンド・ゴルフ大会

2万円

 ・第5回佐渡市カローリング大会

1万円

 ・地域コミュニティ事業

 30万円

 ・第2回さど健幸ウォークの開催

31万円

 ・園児の運動あそび教室出前授業(拡充)

 

 ・シニア体力づくり教室出前授業(新規)

 

 ・協会直営のスポーツ教室の実施(拡充)

 

 ・広報紙発行

 42万円

 

(3)協会主管イベントの充実を図るため、関係機関との連携を強化する。
 今年度の4大スポーツイベントは、新型コロナ対策を講じて開催しなければならい。日程変更や参加者の制限、コースの変更、規模縮小など、様々な対策を検討する必要があり、参加者にとって魅力に乏しい大会となってしまうが、コロナ禍で2年連続中止を回避するための開催に意義があるとともに、来年度以降の大会参加につなげていく。
 また、コロナ禍においてボランティアの確保も困難が予想されることから、関係機関と協議しながら人員削減の方法を検討する必要がある。ボランティア確保の課題は常態化していることから、ボランティアのやりがいや楽しみ方を知る研修会を開催し、スポーツボランティアの養成を図る。
 
◎  事業内容

 ・第12回佐渡トキマラソン 

5月16日(日)

 ・第16回スポニチ佐渡ロングライド210

10月10日(日)

 ・第9回佐渡オープンウォータースイミング

7月18日(日)

 ・第20回佐渡ジュニアトライアスロン大会

9月4日(土)

 ・第33回佐渡国際トライアスロン大会

9月5日(日)

 ・ボランティア研修会の開催(新規)  
 

4)指定管理施設の市民有効活用のため、適切かつ効果的な施設管理を行う。
 市の施設利用に際しての予防対策ガイドラインに基づいて、指定管理施設を適正に管理し、安心・安全なスポーツ環境を提供する。
withコロナを実践しながら、各施設でのスポーツ教室の拡充をし、教室の参加者や修了者の利用促進を図る。また、スポーツイベントのボランティア参加によるポイント付与制度の効果的な活用により、体育施設の利用機会の創出をする。特に利用者数の少ない陸上競技場については無料開放デーを実施し利用促進を図る。
 施設運営にあたっては、安全管理の徹底を図るとともに、利用者の声を聞きながらホスピタリティの向上や営業時間の柔軟な対応等により、サービス向上を図る。
 
◎  事業内容

 ・各種スポーツ教室の実施(拡充)
 ・ボランティアポイント付与制度
 ・陸上競技場市民開放デーの実施(延期)
 

1.事業計画
(1)競技力の強化を目指し、優秀選手並びに指導者育成を図る。
 
① 実施状況と課題
ア 競技力の強化
 激励金交付事業の増額を図り支援を強化してきたが、コロナの影響により全国大会へつながる大会の多くが中止となった。このような中で、3競技種目で全国大会の出場を決めたほか決勝戦で惜敗するなど、ジュニア・高校生の活躍に元気付けられるとともに、着実にジュニア等の競技力が向上していることを再認識した。
 引き続き、ジュニア層から高校・一般まで、一貫した指導体制を推進することが重要であり、合わせて選手育成に対する助成支援が必要である。
 
 イ 指導者の育成
 指導者講習会では、講師に群馬県で鍼灸接骨院を営む佐渡市出身の伊澤章司氏を招いて「トレーニングとは ~目的に応じた効果的なトレーニング~」をテーマに開催した。多くのオリンピック選手の治療経験を活かし、講演と体幹トレーニングの実技指導を行い、受講者からは即実践したいとの感想が聞かれた。
 スポーツ講習助成事業については、コロナの影響を強く受け実績はなかった。コロナ収束後には、例年申請している加盟団体のほかに新たな加盟団体が申請するよう推進する必要がある。加えて、この助成事業を活用して各競技団体と連携をして初心者教室や女性愛好者をターゲットにしたスポーツ教室、親子スポーツ教室、シニア層を対象にしたスポーツイベントなどを開催し、多世代、多種目、多志向のスポーツの定着を図る必要がある。
 
② 事業内容

  事 業 支出額
 選手育成強化事業助成事業(予算額270万円) 1,583,000円 
 スポーツ交流支援助成金事業(予算額130万円)  63,000円 
 激励金交付事業(予算額90万円) 20,000円 
 スポーツ講習助成事業(予算額30万円) 0円 
 加盟団体助成事業(予算額270万円) 2,560,000円 
 総合スポーツ大会の開催(予算額49万円) 15,000円 
 第1回さどリレーマラソン(予算額85万円) 54,506円 
 プロ野球OB会少年少女野球教室(予算額15万円) 【中止】
 指導者講習会の実施(予算額10万円) 91,225円 
 優良指導者等表彰(予算額61万円) 377,630円 

 


(2)市民の健康づくりに寄与する生涯スポーツを振興する。
 
① 実施状況と課題
 コロナの影響により、市内の各種大会や教室の中止が余儀なくされた。特に、令和2年3月から5月までは体育施設が臨時休館となり、練習さえもできない状況になった。
 前期においては、総合スポーツ大会についてはゴルフ大会のみが開催し、その他の競技については中止となった。また、当協会主催のグラウンド・ゴルフ大会も中止とした。後期においては、感染症対策を講じた上でカローリング大会と新規事業のウォークイベント「さど健幸ウォーク」と「さどリレーマラソン」を実施した。新規事業については過去に市内で実施していたイベントであり、参加者は大会復活を歓迎していた。
 各種運動教室についても中止を余儀なくされ、新規事業の子供の運動あそび教室を企画したが、子供の感染症リスクを勘案し中止とした。介護予防教室も実施できない時期があったが、市民が自宅で運動できるプログラムを作り、ケーブルテレビで放映し運動する機会を提供した。
 地域コミュニティ事業については、コロナの影響により両津、新穂、畑野、赤泊の4地区において中止となった。実施した地区においては、カローリングなどのニュースポーツを取り入れ、子供から高齢者までの幅広い年代層の参加が得られていて、地域のコミュニティづくりに寄与している。
    
② 事業内容

 事 業 支出額
 第6回佐渡市グラウンド・ゴルフ大会(予算額2万円) 【中止】 
 第4回佐渡市カローリング大会(予算額2万円) 5,964円 
 地域コミュニティ事業(予算額30万円) 159,256円 
 第1回さど健幸ウォーク2020(予算額50万円) 254,072円 
 園児の運動あそび教室出前授業 【中止】
 シニア体力づくり教室出前授業 【中止】
 協会直営のスポーツ教室の実施 【中止】
 広報紙発行(予算額42万円) 273,790円  

 


(3)市の委託事業の充実を図るため、関係機関との連携を強化する。
 
① 実施状況と課題
 コロナの影響により、4大スポーツイベントは全て中止となった。コロナの収束が不透明なことから、来年度以降の大会が安全に開催できるよう日本陸上競技連盟の「ロードレース再開についてのガイダンス」に沿って、新型コロナウイルス感染症対策室を設置し、感染症予防対策マニュアルを作成した。コロナが収束するまでは感染症対策を徹底する必要があるため、食の提供やセレモニーなどを取り止めせざるを得なくなり大会の魅力が失われるが、まずは開催することを優先していくことが求められている。また、コロナ感染拡大により大会中止が余儀なくされる場合には、オンライン大会の開催などを検討し、選手の大会参加の機会を創出するとともに、翌年度以降の大会参加につなげていくことが必要である。
  各イベントの大きな財源となっている協賛金については、コロナの影響により各企業様も厳しい状況にあり、対策を検討する必要がある。
 
② 事業内容
 コロナウイルス感染症拡大防止のため、4大イベント及びスポーツボランティア研修会を中止とした。
 
ア 第11回佐渡トキマラソン2020【中止】

  • 日時:4月26日(日)予定
  • 募集期間:10月1日~3月19
  • エントリー数:1,739
  • 収入:13,877,432
  • 支出:12,632,889
  • 収支: 1,244,543
  • 内容:3月27日に中止を決定。納入済の参加費は必要経費を差し引いてクオカードで還元。

イ 第15回スポニチ佐渡ロングライド210【中止】

  • 日時:5月17日(日)予定
  • 募集期間:12月2日~3月13
  • エントリー数:2,881
  • 収入:29,375,543
  • 支出:28,678,796
  • 収支:   696,747
  • 内容:4月15日に中止を決定。納入済の参加費は必要経費を差し引いて口座振込で返金。

ウ 第8回2020佐渡オープンウォータースイミング【中止】

  • 日時:7月19日(日)予定
  • 募集期間:3月2日~6月12
  • エントリー数:93
  • 収入:4,129,120
  • 支出:3,014,690
  • 収支:1,114,430
  • 内容:5月25日に中止を決定。納入済の参加費は手数料を差し引いて口座振込で返金。

エ 2020佐渡国際トライアスロン大会【中止】
・第19回佐渡ジュニアトライアスロン大会

  • 日時:9月5日(土)予定
  • 募集期間:3月2日~3月19
  • エントリー数:83

・第32回佐渡国際トライアスロン大会

  • 日時:9月6日(日)
  • 募集期間:3月2日~3月19
  • エントリー数:1,875チーム
  • 収入:76,163,092
  • 支出:72,395,473
  • 収支: 3,767,619
  • 内容:6月5日に中止を決定。納入済の参加費は手数料を差し引いて口座振込で返金することし、翌年度の大会の出場権を希望する方はさらに9,000円を差し引いて返金。

 


(4)指定管理施設の市民有効活用のため、適切かつ効果的な施設管理を行う。
 
 ① 実施状況と課題
 コロナの影響により、令和2年3月から5月までは市内の各体育施設が臨時休館となり、市民の運動する機会が大きく奪われた。当協会が指定管理をしている体育施設おいては、利用者数全体で143,997人となっていて前年度の235,731人と比較して約40パーセントの減少となっている。ただし、休館による光熱水費などの経費の支出が大きく減少したため、スポーツハウスと両津総合体育館の指定管理料については返還をしたが、収支は前年度より増収となった。
 職員行動マニュアルを作成し、接遇などホスピタリティの向上に努めた。
 コロナの収束が不透明な状況であり、引き続き佐渡市の予防対策ガイドラインに基づいた感染症対策を講じて、安心・安全なスポーツ環境を提供することによって市民スポーツの振興を図る必要がある。
 
② 事業内容

 安全確保のため器具などの安全点検を行う。 通 年
 利用者の声に耳を傾け、創意工夫して利用者の期待に応える。 通 年
 各教室やクラブが施設を活用して活動できるように環境整備する。 通 年
 各スポーツ教室の充実(野球、水泳、サッカー、テニス)を図る。 通 年
 健康シェイプアップ、介護教室の充実を図る。 開催期間
 健康・体力づくり教室の充実を図る。 開催期間
 児童成人対象水泳教室の充実を図る。 開催期間
 ボランティアポイント付与制度 【中止】
 陸上競技場市民開放デイの実施(新規) 【中止】